「寒川みんなの花火」再び岐路に 有志で復活…重い負担|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「寒川みんなの花火」再び岐路に 有志で復活…重い負担

 町の財政難で取りやめとなりながら、6年前に町民有志の手で復活した寒川町の花火大会が再び岐路に立っている。復活の主体である青年3団体が昨年、運営の負担の重さから休止を決めたが、今年になって「望む声がある」と実行委員会が新たに結成され、11月3日の実施に向けて例年より大幅に遅れて活動を開始したのだ。「無理をしても続かない」との声が漏れ聞こえる中、実行委はまず今年の成功を目指し、準備にひた走っている。

 毎年11月初め、町南部に位置する岡田地区の田んぼで打ち上げられる「寒川みんなの花火」。その名の通り、「町民一人が100円出せばできる規模」に設定されて催されてきた。

 町民約4万8千人で、事業費の目標金額は480万円だが、実際は町民や協賛企業からの浄財400万円ほど。20分間600発という、こぢんまりした冬の花火だ。

 前身は、1991年に始まった夏の納涼花火大会。町観光協会が主体となり、1時間2千発の規模で相模川河川敷で続けられてきたが、町の補助金の打ち切りが決まり、2007年が最後になった。

 その年の町観光協会収支決算によると、大会事業費約1400万円のうち、1千万円が町からの補助金。3分の2以上の資金がなくなり、同じ規模で続けることは当然困難だった。

 復活の機運が高まったのは、東日本大震災が起きた11年。「町が明るくなることをしたい」という声を受け、寒川青年会議所(寒川JC)、町商工会青年部、さがみ農協町青壮年部の3団体が動きだす。...

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