「ペリー記念館」展示内容リニューアル 横須賀・久里浜|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「ペリー記念館」展示内容リニューアル 横須賀・久里浜

スクリーンに映像が流れるなど、展示内容が一部リニューアルした「ペリー記念館」=横須賀市久里浜

 幕末の庶民を驚かせたペリー来航の意義を、資料や模型などを通して伝える「ペリー記念館」(横須賀市久里浜)が、展示内容を一部リニューアルした。開館から31年を迎え、来館者数が伸び悩んでいることもあり、映像の放映や企画用の展示ケースの設置など、新たに4種類を追加。改めて“開国の地”としての知名度向上を図るのが狙いだ。

 米国海軍提督のペリーは江戸末期の1853(寛永6)年、黒船艦隊を率いて久里浜海岸に上陸。大統領の親書を携え、幕府に開国を迫った。翌年には日米和親条約が締結され、歴史の大きな転換点になった出来事といわれる。

 ペリー記念館は1987年にオープン。資料や黒船の模型などを並べ、来航の意義を今に伝えている。

 同館は今月2日から、映像、画像、企画、書籍の4種類の展示を加えた。映像では、プロジェクターとスクリーンを館内に新たに設置し、4分程度の映像で来航を解説。画像では、市自然・人文博物館(同市深田台)の電子資料から関連するものを選び、来館者がパソコンで自由に閲覧できるようにした。

 企画では、期間限定の企画展示が実施できるよう展示ケースを増やした。2日から、来航から100年を記念して1953年に市内で開かれた「開國百年記念祭」の様子を資料で紹介している。書籍では、ペリーが米国議会に報告した内容をまとめた「ペリー日本遠征記」を置いた。

 またリニューアルに合わせ、来年3月まで企画展「ペリー来航~日本の歴史がここから動いた~」を行う。来航時やペリーが持ち込んだ品の絵巻物を展示するほか、ペリーになって日本を開国に導く巨大すごろくを用意するなど、子どもも楽しめる内容にした。

 市公園管理課によると、2017年度の来館者は6万220人。ここ5年はほぼ横ばいで、1日数人という日もある。同館は「リニューアルで多くの人に関心を持ってもらい、ペリー上陸の地の久里浜を広くPRしたい」と話している。

 開館時間は午前9時から午後4時半まで。入館無料。問い合わせは同課電話046(822)9799。

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