ミステリー映画魅力150点、鎌倉  横溝正史×松本清張|カナロコ|神奈川新聞ニュース

ミステリー映画魅力150点、鎌倉  横溝正史×松本清張

鮮やかなポスターのほか、小道具などの資料も並ぶ特別展=鎌倉市雪ノ下

 横溝正史と松本清張の作家2人の映画化作品を中心にミステリー映画の魅力を紹介する特別展「ミステリー映画大全集」が、鎌倉市川喜多映画記念館(同市雪ノ下)で開かれている。ポスターや絵コンテ、小道具などの資料約150点を展示している。

 横溝作品は、数々の名優が演じた名探偵・金田一耕助シリーズが有名。特に1970年代後半に市川崑監督作品が大ヒットした。会場には、石坂浩二さん演じる金田一が76年の「犬神家の一族」から持ち歩いていた古びたトランクや帽子なども展示されている。

 このほか、77年の「悪魔の手毬唄」で撮影場面を一覧にした市川監督の直筆メモ、美術監督の村木忍さんによるセットデザイン画など貴重な品々が並ぶ。

 一方、松本作品は貧困や差別などを扱った社会派ミステリーとして知られ、58年の映画「点と線」で大ブームに。74年の「砂の器」で野村芳太郎監督が描いた絵コンテ、58年の「張込み」に出演した高峰秀子さんが使った脚本や撮影スナップなども紹介している。

 同館学芸員の阿部久瑠美さんは「資料や小道具から映画の舞台裏も知りながら、2人の巨匠を通してミステリー映画の奥深い魅力を味わってほしい」と話している。

 12月16日までで、期間中は関連作品も上映する。一般300円、小中学生150円(映画鑑賞料金は別途)。問い合わせは同館電話0467(23)2500。

PR