ラグビーW杯と東京五輪を商機に 小田原で経済交流|カナロコ|神奈川新聞ニュース

ラグビーW杯と東京五輪を商機に 小田原で経済交流

「ワラビーズ」のユニホームを手に記念撮影する小田原箱根、在日オーストラリア・ニュージーランド両商工会議所関係者ら=4日夕、小田原城天守閣前

 開幕まで1年を切った来年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を商機にしようと、事前キャンプでオーストラリア代表を迎える小田原市で、経済界の交流が始まっている。在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所の幹部らが4日夕に、同市内を視察。小田原箱根商工会議所と親睦を深め、W杯だけでなく2020東京五輪後も見据えた連携強化を約束した。

 市内を訪れたのは、会頭のアンドリュー・ガウチ氏をはじめ、「Sports for Business委員会」のメンバー。一行は、オーストラリア代表の練習場所となる城山陸上競技場(同市城山)や小田原城常盤木門SAMURAI館(同市城内)などを、出迎えた加部裕彦副市長らの案内で見て回った。

 小田原城を10回は訪れているというガウチ氏は取材に「ラグビーはわれわれにとってメインスポーツ。スポーツを使ってビジネスにつなげることが重要」と指摘。「ワラビーズ」の愛称で知られる同国代表はW杯を2度制している強国で、来年は大勢のオーストラリア人が訪れることを確信しているという。

 「(新幹線で)東京からわずか28分。こんな近い場所に城があり、日本の雰囲気や温かいもてなしなどを知ることができる」と小田原の立地を評価した。

 一方、地元経済界のW杯に向ける視線は熱い。小田原箱根商議所の鈴木悌介会頭は「スポーツだけで終わらせず、市民交流やビジネス交流につなげていくのが商工会議所の仕事」と強調する。

 両国のビジネスマン同士の交流の場を設けたり、商店街でオーストラリアの食材を使う飲食店の拡大、さらにはラグビー少年の豪州遠征合宿…。幅広い分野での交流構想を練っているという。

 今月27日には横浜市港北区の日産スタジアムで、オーストラリア代表と、W杯最多の3度の優勝を誇るニュージーランド代表がぶつかる伝統の一戦が開催される。オーストラリア代表は翌28日から11月3日まで、小田原市内でキャンプを張る予定で、ガウチ氏は「両国がつながっている様子が見られるチャンス」と期待した。

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