子どもに「居場所」を 鶴見のNPO法人が24日に貧困考える講演会|カナロコ|神奈川新聞ニュース

子どもに「居場所」を 鶴見のNPO法人が24日に貧困考える講演会

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/09/22 02:00 更新:2018/09/22 02:00
 学校や家庭に居場所のない子どもたちをサポートするNPO法人サードプレイス(横浜市鶴見区)が区内で支援活動を手掛けている。設立以来、1年半余りにわたって公共施設で小中学生向けの「居場所」を提供。24日には子どもの貧困対策を考える講演会を開き、参加者と必要な取り組みを考える。

 同法人は、子どもたちには家庭と学校以外の「第3の場所」を、地域の大人には子どもたちとの出会いの場所をそれぞれ提供しようと、社会福祉士として困窮家庭の子どもを支援していた須田洋平さん(36)が昨年2月に立ち上げた。居場所の運営に加え「子ども食堂」の開催をフォローするなど、子どもを支援したい団体への伴走事業も手掛ける。須田さんは「鶴見は市内でも小中学生の不登校などが多く、子どもが抱える問題も少なくないが、区内には支援の場が足りなかった」と実情を訴える。

 活動の柱が居場所の「地区センカフェ」だ。毎週火曜日に市寺尾地区センターで小中学生を対象に開設。同法人のスタッフやボランティアが子どもたちとカードゲームで遊んだり、宿題をアドバイスしたりするなど子どもが安心できる場所作りに努めている。

 カフェは無料で毎回20~30人が訪れ、子どもたちに校区を越えた友人ができたり、スタッフに家庭や学校の悩みを話す子どもが出てきたりするなど成果を上げている。須田さんは「地域の人に取り組みを知ってもらい、興味を持つ人が増えたのも収穫だった」と話す。

 区内に海外出身者が多いことから、今後は外国にルーツを持つ子どもたちにも支援の輪を広げていく方針だ。副代表の福徳未来さん(41)=同区=は「小学校入学前の子どもがいる外国人の親へのサポートは少ない。日本の学校のルールを教えるだけでも、不安の払拭(ふっしょく)になるのでは」と意欲を見せている。

 講演会は24日午後1時から、ココファン横浜鶴見で開かれる。子どもの貧困対策に取り組む「あすのば」の代表理事の小河光治さんが講演する。参加費無料。

 申し込みは、サードプレイスの申し込みフォームかファクス050(3606)1142、またはメール(thirdplace.tsurumi@gmail.com)で。問い合わせは須田さん電話080(9535)1594。

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