横浜市中学「ハマ弁」、市教委が費用過払い3750万円|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横浜市中学「ハマ弁」、市教委が費用過払い3750万円

「ハマ弁」献立の一例(横浜市教委提供)

 横浜市教育委員会は21日、市立中学校の配達弁当「ハマ弁」の事業者が、弁当容器製造費を誤って報告し、市の負担金に約3750万円の過払いが生じていることが判明した、と発表した。市は事業者に過払い金の返還を求める方針。

 ハマ弁は2016年7月に12校で導入、17年1月から全市展開した。市が費用の一部を負担。事業者からの報告に基づき年度ごとに精算する仕組みで、市と5年間の実施協定を結んだJTBのグループ会社でシステム開発などを手掛けるJMC(東京)が全体を統括。わくわく広場(同)が献立作成や注文・決済管理などを行い、別の2社が弁当を製造している。

 市教委によると、JMCは16年4月、市の事業費負担金の中から弁当容器などの製造費8718万円(2万8千個分)をわくわくに支払った。16年度の製造個数は4430個だったが、JMCが年度ごとに精算しなければならないことを伝えていなかったため、わくわくは事業期間である5年間で精算すれば良いと判断。JMCは製造個数の確認をしないまま17年4月、市教委に16年度の実績報告をしていたという。

 18年5月、市教委がわくわくへ確認する中で容器の製造個数が違うことが判明、調査を始めた。市教委は、16年度に支払った8718万円から、16~18年度に製造した容器1万6千個分の金額約4968万円を差し引いた約3750万円と、遅延損害金約440万円をJMCに請求する。

 市教委は「JMCとわくわくの意思疎通が足りず認識の違いがあった。市の実地調査も不十分だった。信頼回復に向け、チェック体制を強化したい」と話している。

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