【バスストップ】東急・城01系統(12)下田町 “実家感”ある居場所|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【バスストップ】東急・城01系統(12)下田町 “実家感”ある居場所

綱島駅▼吉田橋▼高田駅▼下田上町

縁側のある一戸建て木造住宅を活用した「よってこしもだ」=横浜市港北区下田町

 地域の交流拠点(きょてん)が多いこの路線で、「えんがわの家 よってこしもだ」(横浜市港北区下田町、増井佐緒里(さおり)代表)は、空き家だった木造の一戸建(いっこだ)て住宅を活用している点がユニークだ。

 都内に住む所有者が、地元の社会福祉(ふくし)協議会(社協)に空き家の有効活用を相談。さまざまな経過をたどり、今ある地域の「居場所」として使うことに。今年で5周年。港北区や同区社協の助成金と、利用料や教室参加費を財源にボランティアが運営。水~金曜の午前10時から午後4時まで開いている。各種教室や地元野菜の販売も人気だ。

 取材の日は「ベビーマッサージ」が1階の畳(たたみ)部屋で行われていた。講師で自らも2児の母の藤原桃実(ももみ)さん(35)は、「部屋が広く子どもが体を動かしやすいうえ、畳なので転んでも痛くない」と話す。10カ月の女児と参加した相内(あいうち)未来(みき)さん(32)は「ここは気兼(きが)ねなく出入りでき、“実家感”があります」。縁側(えんがわ)や蚊(か)取り線香も懐かしい。

 スタッフの花田美香さんによると、開設当初は放課後の小学生の利用が多かったが、今は未就園児とその母親が4分の3を占(し)める。また最近はパソコンやスマートフォンの「お助け隊」講座がシニア層に人気で、世代を超(こ)えた交流が生まれそうだ。

 施設(しせつ)のモットーは「みんなで地域を楽しみ、いきいきしよう。目指すは下田町のサザエさん一家!」。増井代表と花田さんは「無理せずみんなが集える地域の居場所を、息長く運営していきたい」と口をそろえる。

 今は夏休み中で再開は9月5日から。問い合わせは同施設へメール(engawanoie.shimoda@gmail.com)で。

次回はシリーズ最終の「下田上町」
(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2018年8月23日掲載】

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