DM料金値下げ見返りに接待、元郵便局部長有罪 地裁判決|カナロコ|神奈川新聞ニュース

DM料金値下げ見返りに接待、元郵便局部長有罪 地裁判決

横浜地裁

 ダイレクトメール(DM)の発送料金を不正に安くした見返りに発送代行会社から接待を受けたとして、日本郵便株式会社法違反(加重収賄)と背任の罪に問われた青葉郵便局(横浜市青葉区)の元郵便部長(52)=大和市=の判決公判が6日、横浜地裁であった。渡辺英敬裁判長は懲役3年、執行猶予4年、追徴金約61万円(求刑懲役3年、追徴金約61万円)を言い渡した。

 渡辺裁判長は判決理由で、「公共性の高い郵便事業の公正を害するもので、相当強い非難に値する」と指弾。飲食やキャバクラの接待を受け続けたいがためとする動機面についても、「私利私欲は明らかで、くむべき点はまったくない」と述べた。一方で、会社を解雇され一定の社会的制裁を受けていることなどを考慮し、執行猶予が相当とした。

 判決によると、被告は昨年1~8月、東京都中央区のDM発送代行会社「ティーティーオー」の役員らが持ち込んだDMの数量の過少申告を黙認。本来の料金との差額を受け取らずに日本郵便に約190万円の損害を与え、見返りとして26回にわたり約61万円相当の飲食などの接待を受けた。

 この事件では、贈賄側のティー社の役員だった男ら2人も同法違反や背任の罪で起訴されており、地裁で公判中。

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