料理男子の逸品が商品化 平塚の食材詰まった弁当 今秋お目見え|カナロコ|神奈川新聞ニュース

料理男子の逸品が商品化 平塚の食材詰まった弁当 今秋お目見え

最優秀賞に選ばれた「平塚の恵み弁当」

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 平塚市の男子中学生がレシピを考えた弁当が商品化されることになった。市内の中学生が創作レシピで料理の腕を競う「自分でつくるお弁当コンテスト」が23日、県立花と緑のふれあいセンター(同市寺田縄)であり、市立旭陵中の男子生徒3人のチームが最優秀賞に輝いた。地場産の食材が多く使われ、平塚のおいしさがいっぱいに詰まった弁当は、地元の飲食店などで今秋にも発売される。

 食育の一環で行われたコンテストには、市内5校から17チームが弁当の創作レシピを応募。この日は書類審査を通過した5チームが実際に弁当を調理し、審査委員を務める栄養士や飲食業関係者らに提供した。

 各チームのメニューは趣向を凝らしたものばかり。1時間の実技審査では、卵焼きとウインナーソーセージでヒマワリを作ってお花畑を再現したり、夏バテ対策に肉と夏野菜をふんだんに使ったりと、さまざま。5チームのうち2チームで料理好きの男子生徒が集まった。最優秀賞に輝いた「Y BOYs」は、旭陵中3年の齋藤優乃介さん(15)と村上優樹さん(14)、波多野雄也さん(14)のチーム。3人は小学生の頃から地元の少年サッカーチームでプレーした親友同士だ。

 齋藤さんがチームを引っ張り、考案したのが「平塚の恵み弁当」だ。齋藤さんが「普通のお弁当では飽きてしまう。違うものを取り入れたい」と、平塚の海で取れたアジの押し寿司(ずし)を主食に据えることを考えた。

 ここに「色と味がかぶらないように」(齋藤さん)と、シラスとはんぺんを詰めたシューマイ、油揚げを使った揚げ巻き、ベーコンで巻いたトマトなどをバランス良く加えた。

 今もサッカーや陸上に汗を流しながらも、キッチンにも立つ齋藤さんと村上さん。自分の弁当もこしらえることもあるという。

 齋藤さんは幼い頃から母理香さんの手伝いをしながら料理の腕を磨いた。特技はお菓子作り。「時間をかけて作れば、食べた人に喜んでもらえるのが何よりもうれしい」と声を弾ませる。

 審査員を務めた海鮮和食店「平塚割烹(かっぽう)いしけん」(同市代官町)の関野俊之店長も「美しい色合い。誰が食べてもおいしいと言う味」と太鼓判を押す。今後、同店で商品化を進め、今秋から期間限定で同店での注文販売のほか、JA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」でも販売する予定だ。

 詳しい時期と値段は未定だが、商品化に波多野さんは「想像もしてなかったから驚き」と胸を躍らせ、村上さんも「ぜひシラスのシューマイを食べてほしい」と楽しみにしている。

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