教室に行こう 県立山北高校(山北町)|カナロコ|神奈川新聞ニュース

教室に行こう 県立山北高校(山北町)

未病教材を使用して、自分の考えを書き入れている生徒たち

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健康寿命延ばす一歩
「未病を改善するんだって!」


 「健康寿命ってどういうことだろう?」「年を取って元気でいたいなぁ」「未病を改善するんだって!」「未病って、世界保健機関(WHO)の健康の定義とどういう関係なの?」

 保健体育の学校設定科目「ニュースポーツ」の授業での2年生の会話である。生徒たちは県健康医療局健康増進課が作成した「健康・未病学習教材」を用いて、健康寿命を延ばす意義や方法について学習していた。

 「健康・未病学習」とは、健康と病気を明確に分けられる概念としてではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、健康寿命を延ばすためにどのような取り組みが必要か、若い世代から考え、さまざまな健康情報を正しく理解し行動できるリテラシー(活用能力)を習得できるようにすることを狙いとしている。

 授業ではまず、健康寿命を延ばす目的について話し合った。

 「2050年には65歳以上の人口が1番多くなるよ」「全てのお年寄りの体が動かなくなったら、どうなっちゃうの」

 教材に収録されている豊富なデータを基に意見を交わす。若い高校生には想像しにくい高齢社会の現実について考えた。すかさず先生が問いを投げ掛ける。

 「健康寿命を延ばすためにどのような取り組みが考えられるか、資料を基に考えてみよう」

 生徒たちは資料のデータや写真を活用し、自分なりの考えをまとめていく。

 「健康に年齢を重ねるためには、若いうちに体を鍛えることが必要だと思う」

 「高齢者になったら、ボランティア活動をすると、元気でいられる人が多いみたい」

 「若いうちからお年寄りの手助けをして、自然と助け合う社会にしていきたいね」

 そして、ワークシートに自分の考えを書き入れる。

 「小学生や中学生にスポーツを教えるボランティアを始めようかな」

 「体育の選択授業をできるだけ取って体を鍛えたい」

 高校生にとっては、まだ遠い未来かもしれないが、この授業を通して生徒たちは健康寿命を延ばすための確かな一歩を踏みだした。

 
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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