「ふじさわ宿交流館」工事遅延訴訟、業者側が敗訴 地裁判決|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「ふじさわ宿交流館」工事遅延訴訟、業者側が敗訴 地裁判決

横浜地裁外観

 不当な指名停止処分を受けて公共工事の入札に参加できなくなる不利益を被ったなどとして、藤沢市の建設会社が市に約5千万円の損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁(長谷川浩二裁判長)は10日、会社側の請求を棄却する判決を言い渡した。

 判決によると、この会社は市民交流施設「ふじさわ宿交流館」(同市西富)の施工を市から受注。2016年3月末の工期までに建物は完成させたが、外構部分は4月中旬にずれ込んだ。工事の遅延などを理由に市は5月、会社を6カ月の指名停止処分とした。

 会社側は、市が設定した工期にもともと無理があり、工期途中の協議では市も外構部分が間に合わないことを了承したと主張。遅延の責任を会社が負う理由はないとした。

 長谷川裁判長は判決理由で、「遅延の原因は会社が必要な工期を十分に検討せず入札に参加したことにある」と指摘。外構部分の了承についても、市は建物だけでも間に合わせるよう最低限の要望を述べただけで遅れ自体を容認したものではないとし、会社が免責される事情はないと結論付けた。

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