丹沢の暮らしを振り返る 「山の日」ちなみ秦野で展示会|カナロコ|神奈川新聞ニュース

丹沢の暮らしを振り返る 「山の日」ちなみ秦野で展示会

江戸期の絵図や林業に使われた道具に見入る来場者=秦野市堀山下の桜土手古墳展示館

 11日の「山の日」にちなんだ企画展「山の日 丹沢と暮らし-江戸時代から現代へ」が、秦野市堀山下の市立桜土手古墳展示館で開かれている。江戸期以降を中心に、絵図や林業に用いた道具など、人と山のつながりを伝える資料120点が並んだ。26日まで。

 1829(文政12)年、丹沢を含む県内の地図を描いた「相模国絵図」、明治初期に旧戸川村周辺にあった草の採取場「秣(まぐさ)場」を記した長さ約5メートル、幅2・5メートルの絵図のほか、伐採に使われた長さ60~120センチの大型ののこぎり、おの、なたが注目を集めている。

 1950年代の炭焼きの様子やまきを運ぶ子どもの写真、丹沢山地で採掘された砥石(といし)「戸川砥」も並んだ。山中で山伏が使ったとみられるほら貝、修行登山箱も展示されている。

 伊藤仁志館長は「丹沢はレジャーだけでなく、地域の人々の暮らしや林業、産業と密接に結び付いていたことを知ってほしい」と話している。

 午前9時から午後5時(入館は同4時半)まで。18日午前9時~午後1時のみ講演会のため見学できない。11日からは同市菩提の菩提横手遺跡から出土した縄文時代後期の作とみられる中空土偶も展示する。

 入場無料。問い合わせは同館電話0463(87)5542。

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