〈時代の正体〉軍事産業に手貸すな 川崎、対テロ見本市問題でシンポ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉軍事産業に手貸すな 川崎、対テロ見本市問題でシンポ

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/08/07 02:00 更新:2018/11/12 18:38
テロ対策見本市の問題点を論じたシンポジウム=3日、川崎市高津区のてくのかわさき

テロ対策見本市の問題点を論じたシンポジウム=3日、川崎市高津区のてくのかわさき

【時代の正体取材班=石橋 学】8月末に川崎市中原区のスポーツ施設「市とどろきアリーナ」を会場に、イスラエル企業がテロ・サイバー攻撃対策装備の見本市を開催する問題で、市民団体「川崎でのイスラエル軍事エキスポに反対する会」は3日、同市内でシンポジウムを開いた。登壇者は「軍事の一角を占める監視・諜報(ちょうほう)技術の売り込みが本質。国際的な非難が高まっているイスラエルの軍事産業に手を貸すべきではない」と強調。平和と人権を掲げる同市が公共施設を貸し出す問題点を論じ合った。

 冒頭、福田紀彦市長が2日の定例会見で、この問題について問われ「五輪などの大規模イベントの安全対策の製品を展示すると聞いている。どこに問題があるのか」「武器の展示はしない。ルールに反しない限り、貸し出すのが原則だ」との認識を示した映像が写し出された。

 これに対し、同会メンバーでNGO団体「武器輸出反対ネットワーク」代表の杉原浩司さんは「市民の懸念や疑問に向き合う姿勢がない」と批判。イスラエルでは、帰還を求めてデモ行進するパレスチナ難民の無差別殺傷が続いていると指摘した上で「子どもまでもが傷つけられている。市長はこの現実に想像力を働かせられるか、知ろうとしているかが問われている」と問題提起した。...

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