DM不正、元郵便部長に3年求刑 検察「大胆、巧妙な犯行」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

DM不正、元郵便部長に3年求刑 検察「大胆、巧妙な犯行」

横浜地裁

 ダイレクトメール(DM)の発送料金を不正に安くした見返りに発送代行会社から接待を受けたとして、日本郵便株式会社法違反(加重収賄)と背任の罪に問われた青葉郵便局(横浜市青葉区)の元郵便部長の男(52)=大和市=の論告求刑公判が2日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)であった。検察側は懲役3年、追徴金約61万円を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決の言い渡しは9月6日。

 検察側は論告で、「自らの立場を最大限利用した大胆かつ巧妙な犯行で、常習性は顕著」と指弾。日本郵便に与えた損害が約1億7千万円に上るとし、「キャバクラ、ゴルフ、酒と飽くなき欲望を満たし続けるための身勝手な動機に酌量の余地はない」と述べた。弁護側は「被告は事実関係を認めて被害の一部を弁済し、反省を深めている。社会での更正の可能性は十分」と主張。被告は最終意見陳述で「郵便事業への信頼を失墜させて申し訳ない」と陳謝した。

 起訴状によると、被告は昨年1~8月、東京都中央区のDM発送代行会社「ティーティーオー」の役員らが持ち込んだDMの数量の過少申告を黙認。本来の料金との差額を受け取らずに日本郵便に損害を与え、見返りとして26回にわたり約61万円相当の飲食などの接待を受けた、とされる。

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