港WORKER:浴衣で街を満喫 みなと横浜ゆかた祭り|カナロコ|神奈川新聞ニュース

港WORKER:浴衣で街を満喫 みなと横浜ゆかた祭り

実行委員長 井上茂さん

マリーンシャトルのサマーナイトクルーズ

他の写真を見る
◆着るだけで特典 若い女性や外国人客に手軽さ人気
 浴衣を着て横浜に出掛けると対象施設で特典が受けられる「みなと横浜ゆかた祭り2018」。夏季を通したキャンペーンとして4年目を迎え、若い女性や外国人客にも広まりつつある。主催する実行委員会の井上茂実行委員長(49)は「横浜にはブランド力がある。浴衣をキーワードに横浜全体を活性化していきたい」と意気込む。

 対象となる施設は、横浜駅東口~みなとみらい21(MM21)地区~山下町~金沢シーサイドエリア~上大岡エリアの商業集客施設や店舗、ホテルなど。特典を用意するエリアや参加企業は年々増加。8月19日までの期間中、浴衣や甚平を着ているだけで多彩な割引やサービスが受けられる手軽さが人気を呼んでいる。

 井上さんが仕事仲間とビールを飲みながら交わした会話が、キャンペーンを始めるきっかけとなった。

 観光船運航会社ポートサービス(横浜市中区)常務で観光事業部長を兼ねている井上さんは2013年、横浜にゆかりのある、そごう横浜店、京浜急行電鉄、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの担当者と「夏季を通して横浜をにぎやかにできないか」と話し合っていた。

 浴衣姿で特典が得られる仕組みを井上さんが提案すると賛同が得られ、即実現することに。実行委には4社のほか、横浜ベイクォーターと「ぴあ」も加わった。

 井上さんが「みなと横浜」にこだわるのには理由がある。

 ポートサービスが運航する交通船「シーバス」は横浜駅東口、MM21地区、横浜赤レンガ地区、そして山下地区を結ぶ。「実は、それぞれの地区は知名度があるため、互いに連携する機会は少なかった」と明かす。

 「みなと横浜が一つになると、横浜への集客が増えるはず」。井上さんは進んで橋渡し役となった。すると、意外な共通点が見えてきた。「いずれの地区の人たちも想像以上に横浜愛が強く、情熱を持っている」ということだ。実行委の思いが通じた、と感じた。

 成果も見えてきた。山下公園前を午後6時半に出発する横浜港納涼船「マリーンシャトル」のサマーナイトクルーズは、市内を中心に都内などからの浴衣姿の女性客らで盛り上がる。

 2代目実行委員長に今年就任したばかりの井上さんには、二つの夢がある。

 「羽田空港や横浜港に到着した外国人客に浴衣を楽しんでもらいたい」。インバウンドを誘致するにはまず、地域の外国人に魅力を知ってもらおう-。そこで、県内の米軍基地で働く人たちに参加を呼び掛け始めた。

 もう一つは、みなと横浜から横浜全体に地域を拡大し、楽しめるメニューをさらに充実させること。「ゆかた祭りを国内外に周知することで、浴衣姿を堪能してほしい」

 フィナーレを飾るイベントが8月18、19日、横浜駅東口の横浜新都市ビル(そごう横浜店2階)ペデストリアンデッキで開かれる。浴衣で参加するスペシャルライブや縁日などのイベントが催される。詳しくは同祭りの公式ホームページ。

PR