慶応の2年生、5打点の活躍 高校野球北神奈川大会4回戦
慶応14-5秦野総合
- 高校野球|神奈川新聞|
- 公開:2018/07/22 23:52 更新:2018/07/24 15:22
【秦野総合-慶応】4回表慶応1死二、三塁。吉川が右前に2点適時打を放つ =サーティーフォー保土ケ谷球場
慶応
520 301 3|14
050 000 0|5
秦野総合
(7回コールド)
【評】慶応が13安打14得点でねじ伏せた。初回に下山の適時二塁打などで5点を先制し、二回には宮尾のタイムリーなどで2点を追加。7番吉川が2安打5打点と活躍した。秦野総合は二回に相手先発の乱れから5点を奪う集中攻撃をみせたが、以降は2安打に抑えられた。
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今夏初先発に奮起した慶応の2年生・吉川がいきなりみせた。
初回2死一、二塁の好機。「自分のポイント近くで打つことを意識した」と1ボールからの内角変化球を右翼ポール際へ運ぶ3ラン。2点差に迫られた四回には2点適時打で突き放し、計5打点で相手の反撃ムードも断ち切った。
昨秋の新チーム発足から春のセンバツまではファーストで不動のレギュラーを張っていたが、同学年の廣瀨の台頭もあり、現在は右翼の定位置を争う身だ。ここまで2試合はスタメン落ちしていたものの、コンディションは上々。相手の主戦右腕の攻略をにらんだ森林貴彦監督(45)の抜てきに「やってやるぞ」と燃えていた。
この日、秋春の県大会で敗れたライバル東海大相模と桐光学園が順当に勝ち上がった。「しっかりと2校を倒して甲子園に行く」と吉川は闘志をみなぎらせた。