宿泊客がアート体験 27日に開業 箱根|カナロコ|神奈川新聞ニュース

宿泊客がアート体験 27日に開業 箱根

手ぬぐいをデザインする体験ができる「アトリエライブラリー」。色とりどりの絵の具の顔料や筆が壁一面に置かれており、色鉛筆約2千本が使用できる

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 高級旅館やホテルを運営する星野リゾート(長野県軽井沢町)は20日、箱根町仙石原に新たに開業する宿泊施設「星野リゾート 界 仙石原」の報道関係者向け内覧会を開いた。箱根での同社の開業は「界 箱根」(同町湯本茶屋)に続いて2施設目。美術館が多く集まる地域の特性に着目して「アトリエ温泉旅館」をコンセプトとし、宿泊客が滞在を通じて主体的にアートを楽しめる施設を目指す。オープンは27日。

 同社によると、施設は地下1階、地上2階建てで、約7800平方メートルの敷地に本館、別館、温泉棟が建つ。客室は計16室で、全室露天風呂付き。大浴場では大涌谷から引いた温泉などが楽しめ、桜や紅葉など四季折々の風景が広がる。

 特徴的なのは宿泊客が作品を鑑賞するだけでなく、表現も可能なこと。地下1階に設けられた「アトリエライブラリー」ではペンやクレヨンを使い、思い思いに手ぬぐいをデザインする体験ができる。近隣のアーティストを招き、絵画や盆栽、写真などのワークショップも開く予定という。

 各客室には、国内外のアーティスト12人による作品2~3点を展示した。いずれの作品も、すどう美術館(小田原市)などが主催し、アーティストが地域に一定期間滞在して創作活動する「アーティスト イン レジデンス」で制作されたものという。

 12人は箱根の観光地巡りなどを通じて得たインスピレーションをもとに、約10日間で約100点の作品を完成させたといい、館内の各所でも見られる。「界 仙石原」の池上真敬総支配人は「大人になるとアート表現から遠ざかってしまうが、滞在を通じて楽しんでもらいたい」と話した。

 料金は2人1室で3万7千円(1泊2食付き)から。客室3室のみの別館のオープンは11月を予定している。

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