白山、創部43年目で初の4回戦へ 高校野球神奈川大会第9日|カナロコ|神奈川新聞ニュース

白山、創部43年目で初の4回戦へ 高校野球神奈川大会第9日

白山15-2浅野

初の4回戦進出も喜びは控えめな白山ナイン =大和スタジアム

 第100回全国高校野球選手権神奈川大会第9日は19日、横浜スタジアムなど8球場で北神奈川の3回戦16試合を行い、16強が出そろった。

 公立勢では白山が初、上溝南が34年ぶりの4回戦進出を決めた。第1シードの横浜商大は武相に苦しめられながらも、八回に一挙6点を奪って逆転勝ち。東海大相模は公式戦初先発で4番に座った1年生西川僚祐が3ランを放つなど快勝。そのほか慶応、桐光学園、向上、橘などシード校はすべて勝利した。

 20日は試合がなく、第10日は21日にサーティーフォー保土ケ谷球場など4会場で南神奈川の4回戦8試合を行う。

▽3回戦(大和)
白山
240 302 4|15
000 200 0| 2
浅野
(7回コールド)

【評】白山が12安打15得点で快勝。各打者が低く鋭い打球を放ち、そつのない走塁を絡めて加点した。投げては右腕小林が要所で内角を攻めて打ち取り、6回2失点。浅野は打線が狙い球を絞り切れず、4度の先頭打者出塁を生かせなかった。

【白山-浅野】フォトギャラリー

 目指すのはあすの勝利だけだから、白山は過去を振り返らない。創部43年目に初の4回戦進出を決めたナインは、白い歯をこぼさなかった。

 「この試合は一体なんだ!」。試合後のロッカールームから村田浩明監督(32)の怒声が漏れる。15得点8盗塁の大勝にも「ありえない守備のミス、走塁ミスがあった」と、おかんむりの指揮官が初めて頬を緩めたのは、先発小林の好投に話題が及んだ時だ。

 アウトを奪う度、「気持ちで引っ張りたかった」と、雄たけびを上げた右腕。走者を背負えば内角を突いてテンポよく抑え、味方の攻撃にリズムを生んだ。

 指揮官が掲げるテーマは「おにぎり型のチームづくり」。主将山村がその意味を「特長を持った米粒が一つにまとまって戦う」と説明する。60人の部員は、指揮官との個別面談で打撃や走塁、守備などの「専門職」を託され、それぞれが得意なことを磨いてきた。

 練習さえままならず、退部者が相次いだ数年前は遠い過去だ。「負けたら終わり。振り返る暇なんてない」。山村は次の勝負を見据えた。

浅野・主将長谷川(29年ぶりの4回戦進出ならず) 勝つ度にチームが勢いづいた。きつい言葉を掛けてもここまでついてきてくれた後輩たちに感謝したい。

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