踊って文化交流 釜利谷東小と中国・内モンゴルの少女ら|カナロコ|神奈川新聞ニュース

踊って文化交流 釜利谷東小と中国・内モンゴルの少女ら

子どもたちの前で民族舞踊を披露する「内モンゴル小鴻燕芸術団」=横浜市立釜利谷東小学校

 中国・内モンゴル自治区の少女芸術団「内モンゴル小鴻燕(しょうこうえん)芸術団」が12日、横浜市金沢区の市立釜利谷東小学校を訪れた。内モンゴル出身で故郷の教育支援や文化交流活動に取り組む来日20年以上の歌手イリナさんや、同校の元校長・野村昇子(しょうこ)さんらが橋渡しして実現。同芸術団は民族舞踊を、釜利谷東小の子どもたちは「ソーラン節」の踊りや和太鼓演奏をそれぞれ元気いっぱいに披露し、互いの文化を通じ交流を深めた。

 イリナさんは内モンゴル芸術大学で声楽を専攻。日本の民謡に魅せられ、宮城教育大学に入学、声楽を学んだほか、小学校や幼稚園の教員免許を取得した。

 その後、仙台市を拠点に音楽活動を続ける一方、故郷の学校建設活動に尽力。コンサートの収益金を充てるなどして、これまでに2カ所の村で学校と幼稚園の建設を手掛けた。現在は3カ所目の学校建設を目指し活動中。野村さんとは音楽仲間を通じて知り合ったという。

 今回横浜を訪れたのは、13日に市内で開かれるコンサートが目的。イリナさん、同芸術団、野村さんの夫・進さんらが出演する。

 同芸術団は中国の全国舞踊コンクールで金賞を獲得するほどの実力派。釜利谷東小には8~10歳の32人が訪れた。体育館での交流会には同小の全校児童約370人が参加。赤や黄色の鮮やかな衣装を着た同芸術団の少女たちは、2種類の民族舞踊を披露。同小の子どもたちと一緒に即興で和太鼓をたたく場面もあった。

 同小3年の女子児童(8)は「踊りがとても上手だった。日本の音楽と全然、違った」と笑顔。イリナさんは「他国の民族文化に触れることで自分の国の文化の大切さに気が付く。子どもたちの力で互いを理解し合い、世界平和につながっていけば」と話していた。

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