”金魚絵師”深堀さん、ライブペインティング 平塚で作品展開催中|カナロコ|神奈川新聞ニュース

”金魚絵師”深堀さん、ライブペインティング 平塚で作品展開催中

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/07/12 09:18 更新:2018/07/18 15:13
 独自の技法で絵画でありながら圧倒的な立体感を持つ「金魚」絵のシリーズで知られる画家、深堀隆介さん(45)=横浜市=の作品展が平塚市美術館(同市西八幡)で開かれている。初日の7日には、深堀さんが1階ホールでライブペインティングを披露。畳1枚ほどの板に約45分かけて大きな金魚を仕上げると拍手が起こった。

 金魚絵師と呼ばれる深堀さん。升の中に透明な樹脂を流し込んで絵の一部を描くことを繰り返し、何層にも重なって立体的な金魚が現れる斬新な作品で注目を集めた。企画展「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」は公立美術館では初の個展で、素描や絵画、器に工夫を凝らした立体作品、初公開の新作インスタレーション(空間展示)「平成しんちう屋」など約200点が並ぶ。金魚ずくめ展覧会だ。

 無料エリアで開かれたライブペインティングには200人を超す人が集まり、急きょ子どもたちを制作エリア間近まで集めた。

 深堀さんは「僕に見えている幻影の金魚をなぞっていきます」とあいさつ。「絵の具が垂れたよ」「うん、生きている証拠だ」など子どもたちと会話しながら、金魚の体の部分に平塚や七夕にちなむものを次々に描くことで色を重ねた。「金魚に見えないよー」の声に「そのうち金魚になるから」と応じ、はけやドライヤーを駆使しての創作過程に観客は見入っていた。

 完成した作品は展覧会期間中、館内に展示される。

 深堀隆介展は9月2日まで。祝日を除く月曜日と、7月17日は休館。一般900円ほか。いずれも作家自身による講演会(21日)、公開制作(29日)、作品解説ツアー(8月11日)やワークショップも開催する。

 問い合わせは、同美術館電話0463(35)2111。

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