子育て世代呼び込め 施策立案に寒川町、若手職員知恵絞る|カナロコ|神奈川新聞ニュース

子育て世代呼び込め 施策立案に寒川町、若手職員知恵絞る

寒川町プロジェクトチームの若手職員。手始めに、ブランドマークをあしらったポロシャツやストラップを身に着け、町のブランド共有を図っている

 少子高齢化対策として定住促進に取り組む寒川町は、ターゲット層である子育て世代を呼び込もうと、若手職員によるプロジェクトチームを結成した。部署の垣根を越え、9部17課から集まった20~30代の職員は約1年半かけて具体的な施策を立案し、2020年度の事業化を目指す。町は「若手職員の知恵を生かして、寒川町ならではの魅力的な施策を打ち出したい」と意気込む。

 1980年以降、右肩上がりだった町の人口は4万8161人(7月1日現在)。今後は徐々に減り、2060年には3万7千人を切ると予想される。

 そのため、町は人口流出を防ぎ、新しい住民を呼び込もうと、シティープロモーションに注力。昨年は外部の専門家をマーケティングマネジャーとして雇用し、今年2月には町の魅力を発信するブランドスローガンとマークを作成した。

 同スローガン「『高座』のこころ。」は、寒川の人々に受け継がれている穏やかさや優しさ、温かさを意味しており、プロジェクトチームは、町民がスローガンを体感できるような施策を考える。

 チームが発足した先月、メンバーの職員らは早速、町内外に暮らす子育て世代へインタビュー。休日の過ごし方や家事の負担割合、子どもの習い事などさまざまなテーマで話を聞き、それぞれの価値観や生き方を探った。

 町民からは「子どもを連れていると必ず誰かが『かわいいね』などと声を掛けてくれる」という話が聞かれ、地方出身者からは「地元の雰囲気と似ていて、人の温かさを感じる」との声もあったという。

 町広報戦略課は「寒川町ならではの魅力を感じている人がたくさんいると実感できた。より多くの町民が暮らしやすさを実感できるために、行政として何ができるのか。庁内での話し合いに終わらせず、具体的な施策につなげていきたい」と話す。

 チームは今後、毎週会議を重ねて施策を立案。町総合戦略の策定等委員会や作業部会に諮り、20年度の事業開始を目指す。

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