〈時代の正体〉映画から朝鮮学校差別考える 川崎で13日、当事者と交流|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉映画から朝鮮学校差別考える 川崎で13日、当事者と交流

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/07/10 12:23 更新:2018/07/10 12:23
【時代の正体取材班=石橋 学】朝鮮学校の置かれた現状から多文化共生のあるべき姿を考える市民講座が13日、川崎市ふれあい館(川崎区桜本)で開かれる。日本の学校と朝鮮学校に通う2人の少女の交流を描いた短編映画「まとう」を鑑賞し、朝鮮学校の教員、保護者から思いを聞く。

 まとうは朝鮮大学校出身の朴(パク)英二(ヨンイ)監督が2010年に製作した35分の作品。切り裂き事件が相次ぎ、登下校で着られなくなった朝鮮学校の女子生徒の制服チマ・チョゴリを通じて差別の現実を浮かび上がらせる。

 朝鮮学校を巡っては、高校無償化制度からの排除や補助金の打ち切りに対し、国連人種差別撤廃委員会が是正勧告するなど政府、自治体による差別政策への非難が国際的に広がっている。

 在日コリアンが集住する桜本地区にあって民族差別の解消を目的に市が開設し、公費で運営される同館は人権問題を学ぶさまざまな市民講座を開いている。同地区には日本の小学校に当たる川崎朝鮮初級学校があり、映画鑑賞を入り口に民族教育に携わる教員と、わが子を通わせる母親の生の声に触れることで、朝鮮学校を平等に処遇できない日本社会の問題として考えるきっかけに、と企画された。桜本では「わがまちの学校」として朝鮮学校を守ろうと署名活動が重ねられており、地域ぐるみの多文化共生の取り組みに触れる機会にもなる。

 午後7時から。定員50人で無料。問い合わせ・申し込みは、同館の電子メールfureaikan@seikyu-sha.com

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