横須賀市長就任1年 幼保費無償化や谷戸再生、実現に意欲|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横須賀市長就任1年 幼保費無償化や谷戸再生、実現に意欲

就任1年を振り返るとともに、今後の抱負を語る上地市長=横須賀市役所

 横須賀市の上地克明市長は10日、市長就任から1年を迎える。「横須賀復活」を掲げて初当選した市長は神奈川新聞のインタビューに対し、「あっという間の1年だった」と回顧。選挙戦で掲げた谷戸地域の再生や幼稚園・保育園費用の段階的無償化については、それぞれ「『アーティスト村』をつくりたい」「国に先駆けて実現したい」と改めて意欲を示した。主なやりとりは次の通り。

 -この1年を振り返って。

 「あっという間の1年だった。常に『スピード感の重視』を念頭に、全力で取り組んできた。誰も一人にさせない町の実現へ、確かな手応えを感じている」

 -最も印象に残ったことは。

 「30年間未整備だった国道357号(八景島-夏島間)の延伸が決まったこと。三浦半島の悲願だった。私の時代に恩恵は出ないかもしれないが、『次の世代に何を残すか』が私の使命。その意味で、すごく大きなことだ」

 -サッカーJ1横浜F・マリノスの練習場誘致や音楽オーディション、スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO」のイベント開催も決まった。

 「音楽、スポーツ、エンターテインメントは私の人生の大きなテーマ。楽しくなければ人生じゃない。今の若い人は横須賀の良い時を知らない。ワクワクさせないと若い人は来ないし、育たない」

 -他に注力したことは。

 「小児医療費助成の対象年齢を引き上げるなど、子育て支援を進めた。ただ、まだ道半ば。幼稚園・保育園費用の段階的無償化も国に先駆けて実現したい」

 -人口はついに40万の大台を割った。少子高齢化対策にどう取り組む。

 「全国的な課題であり、具体案は見当たらない。今やってることをやりながら、総合的に横須賀の魅力を発信していき、定住人口を増やしていくしか方法はない」

 -谷戸地域の活性化に向けては。

 「『アーティスト村』をつくりたい。創作意欲がある人間が集まって交流することで、新しいものが生み出される。若く、新たなエネルギーを横須賀で発散してほしい」

 -横須賀基地を拠点とする米第7艦隊の管轄海域で、イージス艦衝突事故が相次いだ。

 「当然、遺憾な話。米軍には国より前に『ちゃんとしてほしい』と申し入れている」

 -財政状況が厳しい中、今後の市政運営はどう進めるか。

 「まだまだ入り口だと思っている。まだまだやりたいことが何倍もある。前に進まないといけない。『経済と福祉の両立』をキーワードに、できる限り、お金をかけない形でやっていきたい」

PR