「津久井の組紐」の展示会 さまざまな色合いの美を表現|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「津久井の組紐」の展示会 さまざまな色合いの美を表現

さまざまな組みひもが並ぶ「津久井の組紐-色彩と文様の美-」=JR相模原駅駅ビルの相模原市民ギャラリー

 かつて旧津久井地域で盛んに生産された組みひもを多くの市民に知ってもらおうと、相模原市民ギャラリーで「津久井の組紐(くみひも)-色彩と文様の美-」が開かれている。さまざまな色合いの美しい組みひも約60点が並んでいる。8月5日まで。

 組みひもは複数の糸を組んで作ったひも。糸の数や太さ、色合いによって無数の種類が生み出される。鎌倉時代にはよろいの縅(おどし)など、江戸時代には刀の下げ緒などに利用された。明治期以降は武器の需要がなくなったものの、女性の帯締めなどに使われているという。

 同ギャラリーによると津久井の組みひもは1921年、旧鳥屋村出身の佐藤時太郎氏が東京・板橋に組みひもの工場を建て、ここに津久井地域出身者が働きに出て技術を習得。地元に持ち帰って同地域に組みひもの工場が次々と建てられたという。戦後は減っていき、現在は数軒の工場が生産を続けているという。

 展示では、同市緑区三ケ木の田倉製紐(せいちゅう)工場の組みひも計約60点を、同ギャラリーの竹内陽(あかり)美術専門員が同工場と相談して展示。「亀結び」「淡路結び」など計33種の結び、赤や黄、青などの組みひもを滝が流れるように展示するなどして組みひもの美しさを表現している。

 同ギャラリーはJR相模原駅の駅ビル「セレオ相模原」4階。見学無料。午前9時~午後8時(土日・祝日は午後5時まで)。 

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