〈時代の正体〉共生壊すヘイト許せぬ 川崎、在日コリアン1世ら訴え|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉共生壊すヘイト許せぬ 川崎、在日コリアン1世ら訴え

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/07/07 11:12 更新:2018/07/07 11:41
差別の苦しみを訴える在日1世のハルモニ(おばあさん)たち=川崎市労連会館

差別の苦しみを訴える在日1世のハルモニ(おばあさん)たち=川崎市労連会館

【時代の正体取材班=石橋 学】人種差別の根絶に取り組む市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は6日、川崎市労連会館(川崎区)でヘイト対策の課題を学ぶ集会を開いた。地域の在日コリアン1世たちが登壇。人種差別撤廃条例の早期制定を求める緊急アピールを行った。

 公的施設でのヘイトスピーチを防ぐ全国初のガイドラインを策定した同市だが、6月3日に市が使用を許可した施設でヘイト集会が開かれるなど対策の不十分さが浮き彫りになっている。在日集住地区の同区桜本の高齢者交流クラブ「トラヂの会」から駆けつけた金(キム)芳子(パンジャ)さん(87)は「81年間日本で生きてきていまさら帰れと言われ、どうすればいいのか」と声を震わせ、趙(チョウ)良葉(ヤンヨプ)さん(80)は「朝鮮人への差別が代々受け継がれ、孫、ひ孫がかわいそう」と苦しい胸の内を訴えた。

 「私たちは地域で仲良く暮らしているのに、差別するなんて許せない」と石(ソク)日分(イルブン)(87)さん。市民ネットワークは参加者にガイドラインの改正と人種差別撤廃条例の早期制定を求める署名用紙を配布し、「市民の声で行政、議会を動かしヘイト根絶を達成しよう」と呼び掛けた。

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