「和傘行灯」平塚の職人披露 都内のイルミ祭典彩り添える|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「和傘行灯」平塚の職人披露 都内のイルミ祭典彩り添える

「和ルミネーション」に出品する和傘行灯に囲まれた杉崎英紀さん。行灯は、手にしている和傘から柄と内側から支える小骨を除いた造り=平塚市の「湘南和傘 英遊」

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 平塚市高浜台に工房を構える和傘職人、杉崎英紀さん(49)のアート作品「和傘行灯(あんどん)」を東京・大手町仲通りに並べる「和(わ)ルミネーション」が、7月12、13日に行われる。同町などのオフィス街で働く人たちが、地区の魅力を高める企画として発案。かつて大名屋敷が並んだ一角に心安らぐ「和の明かり」をともし、伝統文化や歴史に思いをはせる催しだ。

 イベントは、オフィス街で働く人らを対象にした市民講座「丸の内朝大学」で知り合ったメンバーが発案した。

 リーダーの鴨下知美さんら6人で実行委員会をつくり、インターネットで資金を集めるクラウドファンディングを実施。冬の名物「丸の内イルミネーション」と対をなす夏の風物詩を目指し、「和」をテーマとしたイベントを考えていたところ、和傘行灯を手掛けている杉崎さんをネットで知った。

 初めての試みを熱く語るメンバーに、公務員を辞めて以前から興味のあった和傘作りの世界に飛び込んだ杉崎さんも賛同。「面白そう。パイオニアとしてトライするのは大好き」と協力を快諾した。作品貸し出しだけでなく、資金提供者への返礼として、傘貼り体験教室も開く。

 和傘行灯は、不具合のある傘の部品を活用して、実用には耐えないが、広げて置くだけなら十分に楽しめる「和のアート」として展開している作品群。イベントでは、幅12メートル、長さ60メートルほどのスペースに発光ダイオード(LED)ライト入りの和傘行灯50基を並べるほか、徳島県の工房和傘屋の小林旅人さんによる「和傘タワー」も登場する。

 杉崎さんは「皆さんに和傘を意識してもらういい機会。明かりの祭典としても楽しみたい」と話している。

 開催日の13日は、新月と、一つの籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという吉日の「一粒万倍日」に当たる。点灯時間は両日とも午後6~10時で、雨天時は翌週19、20日に延期する。大手町駅「A1」「C2c」出口から徒歩2分。

 問い合わせは電子メール walumination@gmail.com

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