【新幹線3人死傷】容疑者、長野の入浴施設頻繁に利用|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【新幹線3人死傷】容疑者、長野の入浴施設頻繁に利用

刺傷事件で小田原駅に停車中の新幹線=6月9日午後11時30分ごろ

 新横浜-小田原間を走行中の東海道新幹線で乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人容疑で送検された愛知県岡崎市、無職小島一朗容疑者(22)が事件前、長野県岡谷市の日帰り入浴施設を頻繁に利用していたことが14日、県警などへの取材で分かった。

 施設によると、今年の冬ごろから多いときで週2、3回、複数の職員が同容疑者を目撃していた。後輪の両脇に大きな荷物を提げた自転車で訪れ、休憩室で寝ていることが多かった。閉館時間になって起こしても無言で立ち去るなど、おとなしい印象だったという。

 県警によると、同容疑者は事件当日の9日午前9時すぎ、施設から約2キロのJR岡谷駅で「特急あずさ」に乗って都内へ向かい、同日午後8時すぎに東京駅で東海道新幹線の指定券を現金で買っていた。同容疑者が乗っていたとみられる自転車が岡谷駅前で見つかった。

 同容疑者は県警の調べに「昨年12月ごろに家出し、以前に何回か旅行したことがある長野まで愛知から自転車で行った」と説明している。公園などで野宿生活を送っていた一方、逮捕時は約1万8千円を所持していたことも明らかになった。

 事件は9日夜、走行中の東海道新幹線「のぞみ265号」(16両編成)の12号車で起きた。乗客の兵庫県尼崎市、会社員の男性(38)が殺害され、26歳と27歳の女性2人が軽傷を負った。

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