【新幹線3人死傷】犠牲男性の同僚ら「悔しい、無念」 |カナロコ|神奈川新聞ニュース

【新幹線3人死傷】犠牲男性の同僚ら「悔しい、無念」 

刺傷事件で小田原駅に停車中の新幹線=9日午後11時30分ごろ

 県内を走行中の東海道新幹線で乗客3人が刃物で殺傷された事件で、殺害された男性の同僚らは無念さに言葉を詰まらせた。

 殺害された男性会社員(38)の上司で、総合化学メーカー「BASFジャパン」(東京都港区)執行役員の男性(48)が11日午後、報道陣の取材に応じ、「非常に悔しいし、無念。言葉にならない。こんなことがあってはならない」と無念の表情を浮かべた。

 同社によると、亡くなった男性は昨年4月入社で大阪オフィスに勤務。プラスチック原料の新規用途開発と営業マネジャーを務め、月に3~4回、関東に出張していた。事件直前の今月7~8日も研修で横浜市内の施設を訪れていたという。

 上司で採用時の面接も担当した男性は、亡くなった男性の人柄について「明るくて前向きで、人のために何かをしてあげなければという面があった。顧客からも好かれていた」と説明。

 8日の研修で「また来週」と言葉を交わしたのが最後だったといい、「いつも通りの彼で、奔放で明るかった。『世界で活躍したい』と言っていたのに。現場で何が起こったか分からないが、ただただ信じられない」と言葉を詰まらせた。

 亡くなった男性の遺族は弁護士を通じて「突然、家族を奪われたこの悲しみは、言葉では言い尽くせません。今はそっとしておいてもらいたいです」とコメント。軽傷を負った女性(26)は「すぐに助けていただいたのに亡くなられた被害者の方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とのコメントを出した。

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