【東海道新幹線3人死傷】逮捕の男、警官に囲まれぶぜん|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【東海道新幹線3人死傷】逮捕の男、警官に囲まれぶぜん

新幹線内の刺傷事件で消防や警察車両で騒然とする小田原駅前=9日午後11時10分ごろ

 凶行は土曜の夜、新大阪に向かう東海道新幹線内で起きた。東京発新大阪行き「のぞみ256号」。2号車に乗っていた自営業男性(44)は「車内で緊急放送があり、12号車で緊急事態が起きたという内容だった。人が刺されたと聞いた。今日は小田原市内に泊まるしかない」と話した。

 小田原駅に娘を迎えにきた小田原市在住の女性(50)は「改札に大勢の警察官がいた。ブルーシートで覆い、けが人を担架で運んでいた。ブルーシートの隙間から血に染まっている手が見えた」と語った。同市内の男性会社員(52)は、血まみれの男性が搬送されるのを見たという。「何が起きているか分からなかったが、もし自分の娘が巻き込まれていたらと思うとぞっとする」と表情をこわばらせた。

 上り最終の新幹線で小田原方面に向かっていた川崎市多摩区の男性会社員(45)は、名古屋付近でスマートフォンのニュースで事件を知った。小田原駅に到着すると、下りホームは封鎖され、事件があったのぞみ265号が停車していた。事件が起きた車両では捜査員が詳しい状況を調べており、乗客は前後の車両に移動しているようだったと、話した。

 茅ケ崎市の高校1年の男子生徒(15)は小田原駅の新幹線改札口から容疑者とみられる男と、けがをした乗客が運び出される様子を目撃した。容疑者とみられる男は警察官に囲まれてぶぜんとした様子だったという。

 重傷を負った女性2人が治療を受けている小田原市内の病院関係者は、報道陣に2人の容体について命に別条はないと明かす一方、「われわれから報告することはない」と硬い表情を崩さなかった。

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