〈時代の正体〉差別落書き、新たに35件 川崎、同一の文言も|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉差別落書き、新たに35件 川崎、同一の文言も

「コリアを許さない」と読めるよう書き加えられた法務省作成の啓発ポスター=川崎市川崎区

【時代の正体取材班=石橋 学】川崎市高津区内の公園のベンチなどで在日コリアンを差別する落書きが見つかった問題で市は8日、新たに21カ所で35件の差別落書きが見つかった、と発表した。市によると、記録が残る過去5年間の差別落書きは計3件だった。

 中原、高津、多摩区では橋の欄干や公園のベンチで確認され、白字で「朝鮮人こそレイシスト」などと書かれていた。6、7日に高津区で発見された11件と文言が同一かほぼ同じで、筆跡も似ているという。

 川崎区では、市の広報掲示板に貼られた法務省作成ポスターの「ヘイトスピーチ、許さない」というキャッチフレーズに「コリアを」と書き加えられ、「コリアを許さない」と読めるようになっていた。近くの小学校には在日コリアンの児童が多く在籍しており、地域住民から「下校時間までに対処してほしい」と通報があったという。

 市は人権侵犯事案として一部を横浜地方法務局川崎支局に通報し、消去またはシールを張って人目に触れない措置を取った。市内各署に器物損壊容疑で被害届を出す手続きを進めている。幸、宮前、麻生区では被害が確認されなかったという。

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