「強い相模」を追求 東海大相模 門馬敬治(下)|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「強い相模」を追求 東海大相模 門馬敬治(下)

名指導者編 100/100

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/06/08 02:00 更新:2018/06/08 02:00
神奈川高校野球100回大会 東海大相模の代名詞である「アグレッシブ・ベースボール」は言い得て妙だ。原貢(故人)から引き継がれる「攻撃的野球」の訳に当たるが、英語にすることで「積極的野球」とも解釈できる。

 攻撃的-は東海大相模の変わらぬ哲学であり、積極的-は時代が変わっても「常勝」であり続けるための手段だ。

 45年ぶりに夏の日本一を手にした2015年。選手たちはひたすら「センター方向へライナーを打つ」と言い続けていた。門馬敬治(48)の野球の根本が、この言葉に詰め込まれている。

 「確かに野球はホームラン1本で全ての流れが変わる。でもそれで勝つと錯覚に陥る。全体の安打数のうち本塁打は1割に満たない。それでは常に勝つことはできない。結局、最も可能性が高いのはセンター方向への打球。それが少し左右にずれれば長打になる」

 そこにこれでもかと足を絡め、相手の小さなほころびを致命傷にまで広げる。15年夏、神奈川大会から全国制覇までの12試合で、先制を許したのは1試合のみ。甲子園では5戦中4戦で初回に2点以上を挙げ、流れを掌握した。

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