【動画】全盲音楽家がパラ五輪応援歌 横浜の教員、制作し熱唱|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【動画】全盲音楽家がパラ五輪応援歌 横浜の教員、制作し熱唱

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/06/07 15:06 更新:2018/06/07 19:32
 横浜市神奈川区のミュージシャン栗山龍太さん(42)が、東京五輪・パラリンピックに向けた応援ソング「リアルビクトリー」を制作し歌っている。自身も盲導犬アンジー(メス、3歳)と暮らす視覚障害者で、歌詞には障害があるアスリートにエールを送るフレーズも。ライブや合唱アレンジ版の譜面提供などで、2020年の夏を盛り上げようと意気込んでいる。


 10年のデビュー以来、県内外のライブハウスやイベントで活動してきた。勤務する横浜市立盲特別支援学校で陸上競技を行っている生徒たちのリクエストを受けて作詞作曲し、4月に完成させた。

 11歳で失明した自身の境遇も重ねた。

〈失った光の向こうに夢を描いた人/なくした足の自由を超えて新たな夢を手に入れた人も〉

 栗山さんは運動をしないものの、子どもの頃から音楽と共に生きてきた。目が見えなくなった後、両親は障害がある我が子を受け入れられず蒸発。児童養護施設で育ち、点字に関するアルバイトをしながら学校に通う苦学生だった。

 現在は教員として働きながら、妻と2人の子ども、アンジーとにぎやかに暮らす。苦しいときも幸せなときも、傍らにははいつもギターがあった。あえて目が見えないことを前面に出して活動している栗山さん。歌詞の〈その情熱でみんなの肩を押してゆくんだ〉との部分には「障害がある自分だからできること、周囲の人を後押しできることがたくさんある」との思いを込めた。

 混声3部編成の合唱アレンジ版も制作し、幅広い世代に歌ってもらおうと考えている。出演依頼や合唱アレンジ版の譜面請求など、問い合わせは栗山さんのメール(k.ryota@sea.plala.or.jp)へ。

     ◇

 9日には、東京都文京区の根津教会で開かれる、視覚障害の疑似体験をしながら音楽を聴くライブイベント「ブラインドワールドライブ」に出演し、曲を披露する。午後4時開演で当日3千円。

 栗山龍太さん「リアルビクトリー」の公式動画は、YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=_ua0qCiEioM)へ。

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