金属活字の歴史紹介 開港資料館で150点展示|カナロコ|神奈川新聞ニュース

金属活字の歴史紹介 開港資料館で150点展示

金属活字の歴史を紹介する企画展=横浜開港資料館

 金属活字の誕生と横浜での普及の歴史をテーマにした「金属活字と明治の横浜」展が、横浜開港資料館(横浜市中区)で開かれている。印刷された活字見本や木製活字など約150点を展示。木版印刷に代わる存在になり、日本の近代化も支えた活版印刷の歴史を知ることができる。7月16日まで。

 活字書体史研究家の小宮山博史氏のコレクションが中心。活字で祈りの言葉を記したキリスト教の印刷物や、鉛製の活字、日本に金属活字の技術を伝えた米国人印刷技師ウィリアム・ギャンブルの国内初公開という写真などが並ぶ。

 金属活字はギャンブルが1869年に長崎で技術を教え、翌年横浜に伝わった。それに伴い、印刷技術の主流は一枚板を彫って版を作る製版から活版に変化。文字の小型化や大量印刷が可能になり、新聞などの印刷物で情報を多くの人に伝えることができたことから、日本の近代化にも寄与した。

 同資料館は「展示している当時の活字業者が作った活字見本帳は多くが処分されていて、現存するものは少ない。貴重な資料を見てほしい」と話している。

 入館料は200円。月曜休館。6月29日、7月8日は展示解説が行われる。問い合わせは、同資料館電話045(201)2100。

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