小児患者と家族支え  横浜・南区 「リラのいえ」10周年|カナロコ|神奈川新聞ニュース

小児患者と家族支え  横浜・南区 「リラのいえ」10周年

難病の小児患者の家族を支える「リラのいえ」のスタッフら

 難病の子どもたちと家族の笑顔を支える-。小児患者の家族滞在施設「リラのいえ」の開設10周年と、運営する認定NPO法人「スマイルオブキッズ」(松尾忠雄理事長)の設立15周年の式典が27日、横浜市南区の県立こども医療センターで開かれた。温かい居場所づくりを裏方スタッフらが改めて誓った。

 リラのいえは、近くにある同センターに子どもが入通院する家族のための滞在施設。付き添う保護者らの宿泊利用などを想定し、2008年6月に運用を開始。昨年4月には、これまで8室だった個室が3室増え、多目的ホールも新設した。

 式典で松尾さんは「家族のつらい思いを少しでも軽くしようと思い、事業を続けてきた。原点に戻り、これからも熱い愛で支援したい」とあいさつ。

 記念講演では、京都大iPS細胞研究所基金グループ長の渡邉文隆さんが、生まれつき病気を抱えていた長男の治療経験などを明かしながら、「人生の大切な目的の一つは、愛を知ることではないか。生まれて良かったと思ってくれるのは可能ではないか」と語った。「患者と向き合う支援は非常に価値があり、素晴らしいこと。これからも一緒に活動できれば」とエールを送った。

 リラのいえのチャリティーコンサートを続ける関孝弘さんがピアノ演奏を披露。法人設立前から裏方として支える佐伯トシコさんは「今後もスタッフとともに、子どもの容体を心配する母親らが笑顔になれるように見守りたい」と話していた。

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