障害者、カフェで接客 憩いの場へ海老名に開店|カナロコ|神奈川新聞ニュース

障害者、カフェで接客 憩いの場へ海老名に開店

海老名市障害者支援センターあきば内にオープンした「カフェ はみんぐ」 =同市上今泉

 海老名市の障害者支援拠点「市障害者支援センターあきば」(同市上今泉)にこのほど、通所者が接客などで働く「カフェ はみんぐ」がオープンした。市によると、市内の障害者施設で運営されるカフェは初めて。内装は木目調でモダンな雰囲気に仕上げられ、地域の新たな憩いの場として浸透を目指す。

 あきばは、市内で桜の名所の一つとして知られる市北部公園(同)のそばに4月に開所。指定管理者の社会福祉法人が運営するカフェは今月16日、通りに面した施設の1階部分にオープンした。

 座席数はテラス席(6席)含め40席。飲み物類をはじめ、地場野菜を使った「彩り野菜カレー」(600円)など食事も提供する。デザートには、市内産イチゴを冷凍して削り生クリームなどを添えた「そのままイチゴ氷」(500円、数量限定)を用意する。

 開店初日は午前中から客足が途絶えず、順調な滑り出し。近隣に住む永井平治さん(72)=座間市南栗原=は「散歩の途中で立ち寄った。今までコンビニで飲み物を買っていたけど、ここなら空調も効いていて座れる。店内もおしゃれな雰囲気。また利用したい」と話した。

 カフェでは知的障害などがある施設通所者4人が職員と共に接客業務に当たる。田崎智大さん(24)は「緊張しますが、お客さんの目を見て話すことに気をつけている。気軽に店に入ってもらって、楽しい時間を過ごしてもらえるように頑張りたいです」と目を輝かせた。

 同日はオープンを記念して海老名市産野菜の直売も行われ、今後もこうしたイベントを関係機関と協力して行っていく考え。

 あきばは市内3カ所あった障害者デイサービスセンターの一つを移転・新設する形で再整備された。海老名市の障害者支援拠点で初の短期入所サービスを提供しており、市は中部の「わかば会館」(同市中新田)と並ぶ障害者支援の中心的施設として位置付けている。

 市障がい福祉課は「働く居場所としてカフェがあることで自立の足がかりになっていく。多くの人が交わる中で地域との共生の場所にもなっていければいい」としている。

 平日午前10時から午後3時(第2水曜日のみ同1時)まで。問い合わせは、同カフェ電話046(240)0775。

PR