〈時代の正体〉市批判、ネットで続々「ヘイト防止指針」巡り形骸化懸念各地で|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉市批判、ネットで続々「ヘイト防止指針」巡り形骸化懸念各地で

【時代の正体取材班=石橋 学】川崎市のヘイト対策の阻止を公言する人種差別扇動者、瀬戸弘幸氏が6月3日に市教育文化会館(川崎区)で講演会を計画していることが明らかになって2週間余り。市は「情報収集中」として会館の利用可否の判断に至っていない。インターネット上では不許可を求める声だけでなく、市の対応への批判が各地に広がっている。公的施設でのヘイトスピーチを防ぐ全国初の施策であるガイドラインへの注目の高さが背景にある。

 〈公的施設でこの集会を開く許可を与えたら、川崎市は差別を肯定する都市ってことになる〉

 ツイッターに投稿されたつぶやきは、東京五輪・パラリンピックに向けて多様性の尊重を掲げる市のスローガンを引き、こう続く。

 〈かわさきパラムーブメントどころじゃないし、社会全体へのマイナスだ〉

 判断次第で一自治体にとどまらない影響があるからこその懸念だ。

広がる批判


 当初は「川崎市を応援してヘイト集会を止めよう」といったトーンが目立ったが、会館館長が判断材料の情報収集を怠っていたことが明らかになり、批判が増え始めた。

 〈「情報収集」なんかその気になればすぐできる。ヘイトを手助けするのか? 許されないよ〉

 〈外見だけよくしたって、内情はサボタージュと不勉強〉

 〈館長のサボタージュとその不作為に対して甘々な対応の川崎市。非常にまずい状況です〉

 〈当局者が差別者を許さないという対応を取れていないというだけでお粗末であり、それでどこが反差別なのか〉

 辛辣(しんらつ)な指摘もしかし、制度的にヘイトを防止するガイドラインの尊さを知るがゆえ。会館や関係部署に適切な対応を求めるよう、呼び掛けは続く。...

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