日産、純利益3期連続最高 国内・中国で販売増 18年3月期|カナロコ|神奈川新聞ニュース

日産、純利益3期連続最高 国内・中国で販売増 18年3月期

2018年3月期決算について会見する日産自動車の西川社長=横浜市西区の日産本社 

 日産自動車(横浜市西区)が14日発表した2018年3月期連結決算は、売上高が2期ぶりに増加し、純利益は3期連続で過去最高を更新した。昨年、無資格の従業員に新車の完成検査をさせていた問題が発覚したが、結果的に国内販売は増加、さらに中国やロシアで販売が拡大して世界販売台数は過去最高に達した。円安も追い風となったほか、トランプ米政権の法人税減税もプラスに影響した。

 売上高は前期比2・0%増の11兆9511億6900万円。無資格検査問題で、リコール(無料の回収・修理)費用を計上したことなどが響き営業利益は22・6%減の5747億6千万円となったが、純利益は12・6%増の7468億9200万円だった。

 自動車の世界販売は前期比2・6%増の577万台と過去最高を記録、市場占有率は6・2%。国内(58万4千台、4・8%増)や中国(152万台、12・2%増)で伸びた一方、北米(209万1千台、1・8%減)やロシアを除く欧州(65万2千台、4・6%減)で減少した。営業利益率は4・8%だった。

 19年3月期連結業績予想は、売上高を0・4%増の12兆円とする一方、原材料価格の高騰や為替のマイナス影響などを織り込み、営業利益は6・0%減の5400億円、純利益は33・1%減の5千億円を見込む。世界販売台数は2・7%増の592万5千台とした。

 同日会見した西川(さいかわ)廣人社長は無資格検査の影響について「残念ながら昨年10月、11月は出荷停止という状態で販売が少しスローダウンしてしまった」と述べた上で、「少し時間がかかったが戻ってきていると言えると思う。工場もようやく正常化してきている」と、業績拡大に期待を込めた。

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