39年の歴史に幕 全国唯一の少年サッカー紙 マッチも登場|カナロコ|神奈川新聞ニュース

39年の歴史に幕 全国唯一の少年サッカー紙 マッチも登場

最後の校正を終え、バックナンバーを手にする編集スタッフ。右端が橋上部会長=3月、神奈川新聞社

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 県サッカー協会が発行する全国唯一の少年サッカー広報紙「スポーツコミュニティ さわやか」が今月号を最後に39年の歴史に幕を閉じた。積み上げること470号。惜しまれながらの“引退”となった。

 創刊は日本で世界ユース選手権が開かれる5カ月前の1979年3月。支援を受ける清涼飲料水メーカーのCMコピー「スカッとさわやか」にちなんでタイトルが決まった。

 少年チームの役員たちが手探りで始めたタブロイド判4ページの月刊紙は、92年6月の160号からカラー化され、97年1月の215号からは紙質もアップした。

 大会の記録、出場選手の声のほか、253回続いた選手の家庭訪問、328回続いた辛口サッカー記者のコラムなどの名物コーナーもあった。

 創刊号には現在はなでしこリーグ、ノジマステラ神奈川相模原監督の菅野将晃さんが世界ユース選手権に挑む日本代表候補として、元桐蔭学園高監督の山本富士雄さんが県少年選手権優勝チームの主将として登場した。

 このほか中村俊輔(磐田)水沼宏太(C大阪)遠藤航(浦和)をはじめ、多くの日本代表やJリーガーが少年時代に紙面を飾った。名選手を送り出してきた神奈川の歴史の証人でもある。

 少年時代に大和のチームに所属した歌手の近藤真彦さんも人気絶頂の頃に登場している。

 だが、購読数の減少や諸経費の高騰が響き、苦渋の決断となった。

 近藤さんの恩師でもある県協会第4種少年・少女部会の橋上伸介部会長(68)は最後の校正を終え「思い出はいっぱいあり、私が部会長の時に閉じるのは残念。読者や協力してくれた多くの皆さんに感謝したい」と話していた。

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