〈時代の正体〉「朝鮮学校は地域の財産」川崎朝鮮初級学校で地域住民と交流|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉「朝鮮学校は地域の財産」川崎朝鮮初級学校で地域住民と交流

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/04/17 04:18 更新:2018/09/25 16:20
地域住民との試合でシュートを決める朝鮮学校の女子児童=川崎朝鮮初級学校

地域住民との試合でシュートを決める朝鮮学校の女子児童=川崎朝鮮初級学校

【時代の正体取材班=石橋 学】川崎市川崎区桜本の川崎朝鮮初級学校と地域住民との交流会が15日、同校で開かれた。小学校の高学年に当たる児童や教員らとドッジボール、バスケットボールで汗を流し、七輪(しちりん)を囲んで焼き肉を食べながら、「地域に朝鮮学校がある尊さ」を確かめ合った。

 地域とのつながりのきっかけに、と若手の教員や保護者が発案し、地域で多文化交流施設「市ふれあい館」や障害者、高齢者施設の運営を手掛ける社会福祉法人青丘社に持ちかけた。地域住民である青丘社の職員と日本の学校に通う子どもたちも参加。体育館に歓声が響き、校庭脇でほおばる焼き肉に「朝鮮の言葉でおいしいってどう言うの」「マシッソヨだよ」と子ども同士の会話も弾んだ。

 バスケットボールでは、バスケ部を中心にした女子児童チームが男子チームと地域住民チームを破って“優勝”。「楽しかった」とはじける笑顔に李(リ)靖華(ジョンファ)先生(25)は「『いっぱいシュートが入ったよ』『また試合がしたい』と、子どもたちが喜んでいたのが何よりよかった」と目を細めた。

 バスケ部の顧問でもある李先生は一方で子どもたちが夢中でボールを追ったわけをこう説明する。

 「年々児童数が減って、いまの部員は5人。試合形式の練習ができない状況なので、なおさらうれしかったのだと思う」

 拉致問題などを理由に外国人学校のうち朝鮮学校だけが高校無償化制度から除外され、子どもたちに支給されてきた県の補助金も2016年度に打ち切られた。教育の場に政治が持ち込まれるという差別政策により、朝鮮半島にルーツを持つ子どもの学ぶ権利が侵害されている。...

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