横浜港で武士の姿描いた絵はがきを展示|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横浜港で武士の姿描いた絵はがきを展示

武士をテーマにした客船の絵はがき=横浜港大さん橋国際客船ターミナル

 日本の船会社が戦前に作成した武士や武具にちなんだ絵はがきが、横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルで展示されている。入場無料。

 絵はがきは、欧米の大手船会社に対抗するため、日本の船会社が顧客へのサービスのために配った。収集家の笠原喜保さん(71)=川崎市宮前区=が3千枚近くのコレクションから39枚を厳選した。

 実業家の浅野総一郎が社長となり、横浜-米サンフランシスコ間の太平洋航路を運航した東洋汽船が「地洋丸」(1万3454トン)で配ったメニューは、切り取って絵はがきにできる趣向だ。佐々木高綱と梶原景季の「宇治川の先陣争い」や、楠木正成と正行(まさつら)父子が離別する「桜井の別れ」の情景が色鮮やかに描かれている。

 笠原さんは「東洋汽船は日本郵船と太平洋航路の先陣争いをしていた。太平洋航路を独占していた外国の船会社に負けないという日本人の心意気が描かれているようだ」と説明する。

 問い合わせは、大さん橋総合案内電話045(211)2304。

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