旧吉田茂邸に肖像画 自民党、資料とともに寄贈・大磯|カナロコ|神奈川新聞ニュース

旧吉田茂邸に肖像画 自民党、資料とともに寄贈・大磯

贈呈式で吉田茂元首相の肖像画をお披露目した自民党の二階幹事長(右)や大磯町の中崎町長=大磯町の旧吉田茂邸

 再建後に一般公開されてから丸1年となる大磯町西小磯の「旧吉田茂邸」に31日、吉田氏を描いた肖像画が寄贈された。東京・永田町の自民党本部で見つかったもので、二階俊博幹事長らが旧吉田邸を訪れ、写真資料34点とともに寄贈した。

 肖像画は油彩で、縦72・7センチ、横60・6センチ。歴代首相の肖像画を手掛けた松本弘一氏が描いたもので、吉田氏の生誕100周年に当たる1978年に党が開いた記念事業に合わせて制作されたという。吉田氏が葉巻を手に椅子に座る構図で、戦後政治をけん引した宰相の在りし日の風格をしのぶことができる。

 写真資料は、吉田氏の幼少期や、晩年を大磯で過ごした際などに撮影されたもの。二階氏は寄贈式で「吉田元首相の偉大な業績を後世に伝える役割をみんなで担ってほしい」とあいさつ。大磯町の中崎久雄町長は「再建はしたものの多くの調度品を失った。価値ある肖像画と写真をいただき、ありがたい」と謝辞を述べた。肖像画は館内で展示され、写真も随時公開する予定だ。

 旧吉田邸は、吉田氏が晩年まで過ごし、要人と会談するなどした。2009年の火災で焼失したが、再建され、昨年4月からゆかりの調度品とともに一般公開されている。 

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