【産地直売】加工倶楽部かながわ/横浜市神奈川区 “農家の嫁”が作ってます|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【産地直売】加工倶楽部かながわ/横浜市神奈川区 “農家の嫁”が作ってます

買う・食べる@木曜日

写真左から、商品を手に笑顔の代表の鈴木さん、メンバーの金子まゆみさん

他の写真を見る
【2018年3月29日紙面掲載】
 横浜市神奈川区のキャベツ生産農家の女性6人が手掛けるドレッシングが評判を呼んでいる。その名も「キャベツがもっと食べたくなるドレッシングシリーズ」。同地の春キャベツの出荷を前に、「横浜キャベツのおいしさをこのドレッシングを通してもっとたくさんの人に知ってほしい」と意気込んでいる。

 シリーズは「たまねぎドレッシング」「ごまドレッシング」(各210ミリリットル、519円)「浜なしの焼肉のたれ」(各同、486円)の3商品。原材料となるタマネギやナシなどは地元産にこだわり、調達から製造・加工までを「加工倶楽部(くらぶ)かながわ」が担う。昨年、女性が開発に貢献した優れた商品として「神奈川なでしこブランド2017」にも認定された。代表の鈴木キヌ江さん(71)は、「女性主体のやりがいある農業にもつながっている」と目を輝かせる。

 鈴木さんらメンバーの畑がある60ヘクタールを超える菅田羽沢農業専用地区は、「横浜キャベツ」の代表産地。三浦などの産地と競合しないよう収穫時期をずらし、5~6月に春キャベツ、10~12月に冬キャベツを出荷している。しかし、近年、国内産地の出荷時期の変化などにより価格が低迷。こうした中、キャベツの消費を促進しようと加工品の開発に取り組んだ。

 鈴木さんの呼び掛けに、興味を持った現メンバーが手をあげ、2012年7月から活動をスタート。JAや県農業技術センターの助言を受けながら試作・研究を繰り返し、同年末に区内に完成した大型直売所のオープンにあわせて商品化した。

 加工場は鈴木さんが所有するアパートの一室にある。農作業の傍ら、月2回集まり、約200本を製造。鍋でドレッシングをじっくりとかき回し、すりこぎでゴマをすりつぶすなど、手間暇がかかっている。タマネギベースはさっぱり、ゴマベースはこくがあり、肉や豆腐にも合う。メンバーの金子まゆみさん(60)は「キャベツはもちろん、どんな野菜にもぴったり。無添加なので子どもや孫にも安心して食べさせられる」と太鼓判を押す。

 こうした商品開発の経験が自信になり、個人で加工場を持つ人も出てきた。ニンジンやナシのジャム、キャベツの塩漬けなど、自分の畑で取れた野菜や果物を使った商品も生まれている。「年齢は違っても、農家の嫁という同じ環境の仲間がいることは心強い。どんなに忙しくなっても、活動は続けたい」とメンバーは口をそろえる。

 今年は4月下旬から春キャベツの出荷が始まるという。「冬場は小玉で高値でしたが、春は例年並みです。巻きがゆるくやわらかいのでサラダに最適。何玉でも食べたくなるドレッシングを試してみて」とアピールした。

JA横浜 「ハマッ子」直売所 メルカートかながわ店
☆横浜市神奈川区神大寺2の19の15。横浜市営地下鉄片倉町駅徒歩7分。駐車場あり。午前8時半~午後6時(10~2月は同5時まで)。無休。電話045(481)3913。※ほかに、「ハマッ子」直売所・メルカートきた店、都筑中川店、たまプラーザ店でも取り扱う。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。

PR