2連続大賞 川崎市教委映像コンテスト|カナロコ|神奈川新聞ニュース

2連続大賞 川崎市教委映像コンテスト

市立幸高の河田、三輪さん 

映像コンテストでグランプリに2年連続で選ばれた河田さん(左)と三輪さん=川崎市立幸高校

 2月に開催された川崎市教育委員会主催の映像コンテスト「わが町かわさき映像創作展」で、市立幸高校(幸区)放送委員会の作品が2年連続でグランプリに輝いた。「レコード発祥の地、川崎」をテーマに、幼なじみの河田莉奈さん(17)、三輪紀佳さん(17)の2年生コンビが忘れ去られつつある歴史に光を当てながら、現代へとつながるストーリーを描いてみせた。

 作品は京急大師線港町駅から始まる。構内が楽譜の模様などであしらわれている理由をひもときながら、かつて日本初のレコード会社、日米蓄音機製造(日本コロムビアの前身)の川崎工場があり、国産第1号の円盤レコードが作られたことを紹介。日本コロムビア社の「音符マーク」の赤いネオンサインが川崎の一つの風景だったことや、美空ひばりさんの名曲「港町十三番地」の誕生の背景など、同駅長や同社社員らをインタビューしていった。

 「一つのレコード工場から全国に広がり、人々に音楽を届けた川崎。『音楽のまち』と呼ばれるゆえんなのかもしれません」。仲良しの2人が激論を交わし、こだわった締めの言葉だ。完成まで約3カ月を擁した約5分間の作品に、市の担当者は「川崎に対する愛情を感じた。映像作品を、音楽のまちと融合する視点も良かった」と評価した。

 昨年は地元ゆかりの戦国武将・太田道灌をテーマにした作品でグランプリを受賞した2人。「なんで駅に楽譜が描いてあるんだろう」。今回はそんなふとした疑問からスタートし、2年連続の快挙につなげた。

 ナレーションを担当した河田さんは「作品をつくっていなかったら、歴史を知ることはできなかった。プラスの経験になった」と笑顔で打ち明ける。撮影や編集を手掛けた三輪さんは、「映像をつくることは自由なこと。あちこちに興味を持っている私たちに合っている」と、これからの活躍にも期待を抱かせた。

 受賞作品の映像閲覧などの問い合わせは、市視聴覚センター電話044(844)3636。

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