焼酎飲み桜並木保全を 相模原市役所前 熊本の酒蔵と酒店提携|カナロコ|神奈川新聞ニュース

焼酎飲み桜並木保全を 相模原市役所前 熊本の酒蔵と酒店提携

桜並木保全のために発売された2種類の焼酎と八木さん。右のピンクラベルが芋焼酎、左のブルーは麦焼酎=相模原市中央区で

 市役所前の桜並木保全へ熊本の焼酎が貢献-。相模原市南区の酒販店がそんな願いを込めたボトル焼酎を売り出している。震災でダメージを受けた熊本県内の酒蔵と協力し、1本販売ごとに100円が相模原の桜を守る事業に寄付される仕組み。地域の問題解決と購入者の満足度、企業や商品の価値をそれぞれ高める狙いもあるが、「市民が桜を守っていこうと考えるきっかけになれば」と願う。

 販売しているのはヤギ・リカーズ(同区古淵2丁目)の「Sakura Saku Sagamihara(サクラ サク サガミハラ)」ブランドの芋焼酎、麦焼酎(各720ミリリットル、1650円=税抜き)。市役所さくら通り(市道市役所前通り)は約300本のソメイヨシノが戦後に植栽され、ちょうど50~60年の寿命に差し掛かっている。市内を代表する桜の名所だが、市の調査では樹勢の衰えなどによる倒木の可能性や回復の見込みが低いと判断されるなど、全体の約20%が問題のある状況とされている。市中央土木事務所も維持管理に力を注ぐが、落ち葉処理なども含め、維持管理にも多額の費用がかかるという。

 このため、同店専務の八木健芳さん(39)は「桜並木は、あって当然、見て当然ではなく、市民が意識して守る機会になれば」と発案した。

 八木さんは市中央土木事務所などと相談し、売り上げに応じて1本100円が桜並木の保全費用として役立てられる仕組みにした。

 熊本地震で売り上げにダメージを受けた熊本県内の酒蔵と業務提携し、専用のボトルも作り、昨年は120本を試験的に販売。「うちの会社が社会にどれだけ貢献できるのか試したかった」と八木さん。結果的に167本が売れるなど手応えを感じたため、今年は本格的に販売することにした。

 同店の店頭以外はホームページから受け付ける通信販売がメイン。4月7、8の両日開催される市桜まつりでは、銀河連邦ブースでも販売する予定。

 問い合わせはヤギ・リカーズ電話042(756)5230。

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