震災のストレス癒やして、元格闘家の箕輪さんが無料で巡回マッサージ/横浜|カナロコ|神奈川新聞ニュース

震災のストレス癒やして、元格闘家の箕輪さんが無料で巡回マッサージ/横浜

話を聞きながら全身をほぐす「施術」をする箕輪さん=横浜市神奈川区

震災に伴うストレスを癒やそうと、無料で巡回マッサージを続けている。横浜市神奈川区菅田町の箕輪裕也さん(35)は元格闘家。「治療する武道」が信条だ。「同じ考えのセラピストを集めて被災地を巡りたい」と同志を求めている。

JR大口駅近くのステーキハウス「ガウシャ」。店舗の奥にある事務所には、不似合いなマットが敷かれていた。

「どのあたりが疲れていますか」。横たわった初老の男性が示した右足に親指を添え、ゆっくり力を入れる。施術は1時間ほど。箕輪さんは「地震で心に不安を抱える人が増えた。癒やされることで安心感を求めている」と話した。

被災地にいる親族と連絡が途絶えた人。余震や原発事故におびえる独り暮らしの高齢者。「励ましとスキンシップが大切。心を通わせれば生き生きとしてくるのが分かります」

本業は老人ホームの職員。勤務終了後や休日を利用して、マッサージの依頼をこなす日々。ガウシャはそんな活動に賛同して、週1回ほど場所を提供してくれている。

総合格闘技の選手だった。やがて「人を治療する『活法』も武道」と教わり、セラピストの道へ。本場バンコクでタイ古式マッサージの資格も取った。本格的に店を出そうと準備していたときに、震災は起きた。「何かやらなければ」と始めたのが巡回マッサージだ。

遠く離れた横浜でさえ、癒やしを求める人が多くいる。「それなら被災地は」と思いをはせる。箕輪さんは「一人だと限界がある。一緒に被災地を巡ってくれるセラピストが欲しい」と呼び掛けている。問い合わせは、箕輪さん電話045(475)0952。

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