障害者の就職考える 横浜・中区でチョコ作り体験|カナロコ|神奈川新聞ニュース

障害者の就職考える 横浜・中区でチョコ作り体験

自立テーマにトークも

斉藤さん(右)のアドバイスを受けながらチョコレート作りに挑戦する参加者 =横浜市技能文化会館

 14日のホワイトデーを前に、障害者がチョコレート作りを体験するイベントが12日、横浜市中区の市技能文化会館で開かれた。4月からの民間事業者の法定雇用率引き上げに伴い、障害者の社会進出の促進が見込まれる中、障害者自身が自らの可能性や将来について考えるきっかけにするのが目的で、障害者の自立をテーマにトークセッションも行われた。

 すべての事業主には、法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する義務がある。法定雇用率は4月に引き上げられ、民間事業者の場合は現行の2%から2・2%となる。

 イベントは総合人材サービスのパーソルグループの特例子会社パーソルサンクス(東京都中野区)の主催。10~20代を中心とする発達障害者や知的障害者と、その保護者の計26人が参加した。

 ショコラティエールの斉藤美穂さんが講師となり、生チョコとチョコレートドリンク作りに挑戦。参加者の男性(19)は「初めてだったけど、とても簡単でおいしかった。また作ってみたい」と笑顔を見せた。

 トークセッションには斉藤さん、障害者のグループホームを運営している一般社団法人ル・ミストラル(横浜市金沢区)の大橋恵子代表理事、パーソルサンクスの中村淳社長が参加した。

 大橋さんは、グループホームでは障害者自身が食事作りや時間管理を行っていることを紹介し、「できないのではなく、やったことがないだけ。必然的に求められると、できることは多い」と強調。中村さんは「就職できるかどうかの違いは自立しているか、他者とコミュニケーションが取れるか。訓練は家の中でもある程度できる。責任や役割を持たせ、困ったときには人に伝えることができると良い」とアドバイスした。

PR