観察14年成果一冊に 希少生物、環境次世代へ 田越川で「ずしし環境会議」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

観察14年成果一冊に 希少生物、環境次世代へ 田越川で「ずしし環境会議」

 逗子市内の川や磯の観察会を14年以上続ける「ずしし環境会議 まちなみと緑の創造部会」が、活動成果を報告書にまとめた。市内中央を横断して流れる田越川で観察した魚類61種のほか、さまざまな生き物を写真を交えて紹介。子どもたちとともに自然を見つめ続け、昔ながらの水辺の環境を守る大切さを伝えている。

 同会議は、市環境基本計画などの推進のため、市民らが主体的に取り組む組織として2001年に発足。同部会を含む3部会に分かれて活動している。まちなみと緑の創造部会の主な活動の一つが、田越川や逗子海岸の磯で開く観察会だ。現在は定期的に年7回開催し、これまでに市内の親子ら延べ千人以上が参加したという。

 報告書「逗子の水辺の生きものたち」は観察会で確認した魚類や貝類、爬虫(はちゅう)類のほか、さまざまな研究者や機関が調査したデータを盛り込んだ。同部会メンバーが撮りためた写真や、表を活用しまとめている。

 田越川の中流域や河口域で観察した魚類は61種。各種研究データで確認できた種を加味して、魚類は計105種を紹介している。研究データにもなく観察会で初めて発見されたのは、アユカケとも呼ばれるカジカの仲間で絶滅危惧種のカマキリ。そのほかウグイやボウズハゼも数十年ぶりに見つかった。

 部会メンバーで、水族館職員だった礒貝高弘さん(78)は外来種の多さに注目する。...

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