【産地直売】野﨑農園/茅ケ崎市 普及へ商品開発にも力|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【産地直売】野﨑農園/茅ケ崎市 普及へ商品開発にも力

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野﨑さん

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【2018年3月8日紙面掲載】
 県農業技術センターで生まれた新品種トマト「湘南ポモロン」を茅ケ崎市で唯一栽培する野﨑農園。まだ最盛期ではないものの、室温26度に設定された約千平方メートルのハウス内には色づき始めたトマトの爽やかな匂いが漂う。

 レッドとゴールドの2種類がある「湘南ポモロン」は生食、加熱用両方に適した長円筒形の中玉トマト。20年近い歳月をかけて県が開発し、2014年に新品種として命名された。果肉が厚いため加熱しても煮崩れしにくく、レッドには一般的な大玉トマトの1・5倍以上のリコピンが含まれるといわれる。

 20年ほど前からトマトのハウス栽培を手掛ける同園では、5代目の野﨑寿一さん(33)が「湘南ポモロン」を茅ケ崎市内に広めたいという市の意向を受け、16年に100本から栽培を始めた。「最初は病気が出やすく、ほかの品種に比べて難しいと思ったが、そこまで難しくないかな」と、自然体で話す。

 前年からの学びを生かし、肥料の量を調整するなどの工夫をしながら、現在は450本を土耕栽培で育て、主に4~6月に掛けて出荷する。

 敷地内に直売所を持つ利点から、自らお薦めの食べ方を紹介しながら販売もしている。「加熱してもおいしいが、そのまま食べてもさっぱりとしたみずみずしい果肉が味わえ、本当においしいトマトです」とアピールする野﨑さん。地元神奈川で生まれた品種だけに愛着も強く、普及にも意欲的だ。

 同園ではほかに、大玉トマトの「りんか409」と中玉の「フルティカ」も栽培。この「りんか409」を100%使用したトマトジュース(180ミリリットル350円、500ミリリットル850円)をはじめ、ポモロンを活用した商品開発にも力を入れている。市内の斎藤牧場と共同で、地元のブランド牛「ちがさき牛」とコラボしたレトルトビーフシチュー(630円)を昨年発売。市内の和菓子店「湘南冨士美」が夏季限定で販売する「湘南ポモロンゼリー」(324円、5~8月末予定)にも同園産が使われている。

★お薦め品
◇湘南ポモロン(3個入り) 200円
◇りんか409(1キロ) 400円
◇フルティカ(250グラム) 250円


☆茅ケ崎市下寺尾336。JR相模線香川駅徒歩10分。火・木・土曜午前10時~午後4時。電話090(7728)5977

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。

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