校歌に感謝 小椋佳さん招き合唱|カナロコ|神奈川新聞ニュース

校歌に感謝 小椋佳さん招き合唱

相模原市立相武台中学校

小椋佳さんに握手を求める生徒たち=相模原市立相武台中学校

 40年前の1978年にシンガー・ソングライター小椋佳さん(74)に校歌を作詞作曲してもらった相模原市立相武台中学校(同市南区新磯野、小泉勉校長)の生徒らが6日、小椋さんを学校に招いて校歌を合唱し感謝の思いを伝えた。同校では最近、校歌の合唱の声が小さくなってきたのを改善しようと、生徒会などが取り組みを進め、小椋さんに聞いてもらうことを目指して合唱を練習してきた。

 校歌「相武台の空に」は「大空高く 昇る朝日の輝きに似て」「唄よ響け 相武台のあの空まで」と叙情豊かに歌い上げる。当時の生徒会が人気の高い小椋さんに校歌を作ってもらいたいと学校側に相談。保護者らも協力して小椋さんに伝え、作詞作曲してもらったという。

 大事な校歌だが最近、合唱の声が小さくなってきたことを生徒自身が問題と考えるようになった。昨年夏ごろから、生徒らが小泉校長に「小椋さんに合唱を聴いてもらいたい」と伝え、学校が小椋さん側と交渉し来校が実現した。

 全校生徒約450人が体育館に集まり、3年森田琴水(ことみ)さんの指揮で「相武台の空に」を力強く熱唱。壇上の小椋さんに感謝の思いを伝えた。

 小椋さんは「海外を含め校歌は200~300ほど作った。この校歌はもう小椋佳の歌ではない。相武台中のみなさんの歌です。制約の多い校歌はあまり作りたくないのだが、その土地の生徒さんが長く歌い続けてくださる。こんな光栄なことはない」と話した。

 歌を作るようになった経緯を生徒から聞かれ、「歌が大好きだったが、高校時代に他人が作った歌が歌えなくなってしまった。自分を表現できる歌ではなかったからだ。それからは自分の日記の言葉を拾い、メロディーを付けるようになった。特別な音楽教育は受けておらず、楽器もできず楽譜も読めないが、2千曲ほどを世の中に送り出した」と話す小椋さんの話を、生徒らは一言も聞き漏らすまいと真剣に聞き入っていた。

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