【産地直売】石井柑橘園/小田原市 甘さ、酸味 好みを探して|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【産地直売】石井柑橘園/小田原市 甘さ、酸味 好みを探して

買う・食べる@木曜日

生産者の石井さん

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【2018年3月1日紙面掲載】
 小田原市田島地区で続くミカン農家の3代目・石井清一さん(69)の畑では、「はるか」が収穫期を迎え、3月上旬の出荷を待つ。

 「はるか」は、ヒュウガナツ(日向夏)が自然に交配した種から育成された柑橘(かんきつ)の一種で、1996年に品種登録された新しい果実。果皮は黄色く、お尻(果頂部)にはリング状のくぼみがある。石井さんは、「酸味が少なく、爽やかな甘さという表現がぴったりで、香りも良い。皮が固いのでカットして、そのまま食べるのが一番お薦め」とその特徴を話す。

 石井さんの農園では、10月から翌年5月にかけ、さまざまな柑橘類を栽培する。「極早生(わせ)温州」に始まり、「青島」「湘南ゴールド」「せとか」「はれひめ」「春峰」「麗紅(れいこう)」「南津海(なつみ)」など、その数は20種類以上。自宅横の貯蔵スペースでは、この時季、「はるみ」と「シラヌイ」が木箱に貯蔵され、それぞれの出荷を控える。柑橘類の多くは収穫後、すぐには出荷せず、自然の風を当てて水分を飛ばす「予措(よそ)」と呼ばれる行程を踏む。果皮の呼吸を抑え、酸味を飛ばし、より甘い状態で出荷するためだ。「おいしいものは消費者は必ず手に取ってくれる」という言葉を信条にする石井さんは、この行程も大切にしている。

 先代までは、在来種の温州ミカンのみの栽培だったが、価格の下落や、消費者の味の好みの移り変わり、収穫期の集中にテコ入れするため、約15年前から品種の入れ替えを行ってきた。自分の舌で、この味なら消費者も満足してくれると判断し、植樹してきた苗木が5年ほど前からようやく本格的に収穫できるようになり、当時思い描いた農園の環境に近づいた。店頭に並べる際には試食を置くようにしている。「それぞれの甘さや酸味、つぶ感の違いを味わって、好みのものを探してみて」と石井さんは話す。

お薦め品
◇はるか 1袋360円~
◇はるみ 1袋380円~
◇シラヌイ 1袋400円~
※品種により出荷時期は異なる。「はるか」「シラヌイ」は順次販売。


JAかながわ西湘農産物直売所
 朝ドレファ~ミ♪◇ハルネ店=小田原市栄町1の1の7。小田原駅東口徒歩すぐ。午前10時~午後8時。元日休み。電話0465(23)3100。
 ◇成田店=小田原市成田650の1。小田原駅からバスで豊川支所前下車。午前9時半~午後6時。水曜休み。電話0465(39)1500。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。

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